一人っ子の割合は徐々に増えています。
2010年の調査や2015年の調査をみると、一人っ子の割合は増えてきており、今後さらに一人っ子が増える可能性が高いです。
そこで当記事では、一人っ子の割合と周囲のデータを気にせず、自分自身で決める大切さをお伝えします。
一人っ子家庭には大きな問題があります。
そして、その問題は「将来のお金」に大きく関わっており、人生の幸福度を左右するでしょう。
一人っ子を育てている親御さんは、下記記事を一度ご覧ください。
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一人っ子の割合の推移
一人っ子の割合の推移をここから紹介していきます。
2020年の国勢調査は中止となっているため、2015年までのデータを参考に、一人っ子の割合をお伝えします。
2020年の国勢調査は中止
2020年の国勢調査は中止となりました。
2015年以降のデータは揃っていませんが、出生率から考えると一人っ子の割合が増えていると予想されます。
2010年から2015年にかけて、2.7%増えているため、2020年代は一人っ子が20%を超える時代に入る可能性が高いです。
2015年の一人っ子割合は18.6%
国立社会保障・人口問題研究所(厚生労働省管轄)の資料では、2015年の出生動向基本調査に基づいた同胞の数は、一人っ子の割合は18・6パーセント、2人兄弟姉妹は54・1パーセント、3人兄弟姉妹は17・9パーセントで4人以上の兄弟姉妹は3・3パーセントとのことだ。
引用:日医on-line
2015年の調査によると、18.6%が一人っ子となっています。
2010年の調査よりも2.7%増えており、一人っ子家庭がますます増えているのがわかります。
日本の少子高齢化の流れは止められず、一人っ子家庭の増大に歯止めがかかっていません。
2010年の一人っ子割合は15.9%
1982〜2002年は一人っ子家庭の割合が10%未満でしたが、2005年以降は一人っ子家庭が急増しています。一人っ子家庭は2010年には15.9%、2015年には18.6%と右肩上がりになっています。
引用:子どもは何人欲しい?~理想と現実~【医師監修】
2010年の一人っ子割合は、15.9%です。
10%程度で推移していた一人っ子の割合が2010年頃に増加しており、2015年には10%代後半まで割合が増加しています。
2002年頃までは10%程
1970年代から2002年ごろまでは、日本における一人っ子の割合は少なく、1割程度で推移していた。つまり、9割の子どもには兄弟姉妹がいたことになる。
引用:「貧乏子沢山」どころか「裕福じゃなければ産めない」経済的少子化と「裕福でも産まない」選択的少子化
1970年台から2002年頃までは、一人っ子の家庭は1割程度でしかいませんでした。
私は1990年台後半に小学校に通っていましたが、学校のクラスに一人っ子の家庭は、ほとんどいなかったと記憶しています。
1970年代からずっと横ばいだった数値が2000年代に急激に上昇した背景には下記が挙げられます。
- 平成不況
- 失われた10年と呼ばれた時代
- 就職氷河期がちょうど30代に突入する頃
1990年代後半に入社する年代がちょうど30歳前後を迎えたのが2000年代中盤です。
そのあたりから徐々に出生率が落ち込み、一人っ子家庭も増えていきました。
一人っ子の割合〜クラスに何人ぐらい?〜
一人っ子の割合を18.6%で計算すると、クラスにいる一人っ子の割合は下記となります。
クラスの人数 | 一人っ子の人数 |
---|---|
40人 | 7.44人 |
30人 | 5.58人 |
20人 | 3.72人 |
30人のクラスだと6人ぐらいが一人っ子という計算になります。
数字で見ると、一人っ子はまだまだ少ないように見えますが、今後は一人っ子の人数が1クラスに10人以上となる可能性もあります。
出生率の変化で見る一人っ子の割合
出生率の変化で見る一人っ子の割合をまとめました。
2020年以降の出生率
年 | 出生率 |
---|---|
2021年 | 1.30 |
2020年 | 1.34 |
2020年以降は再び出生率が低下しており、懸念が強まっています。
経済状況や少子高齢化による問題は、解消されていません。
出生率から見ると、一人っ子は今後も増加していく公算が強まっています。
2010年以降の出生率
年 | 出生率 |
---|---|
2019年 | 1.36 |
2018年 | 1.42 |
2017年 | 1.43 |
2016年 | 1.44 |
2015年 | 1.45 |
2014年 | 1.42 |
2013年 | 1.43 |
2012年 | 1.41 |
2011年 | 1.39 |
2010年 | 1.39 |
2010年以降は、2010年台中盤に出生率が増加したものの、2020年には再び減少しています。
2019年以降は特に減少に転じており、2020年代の出生率低下が懸念されています。
2000年以降の出生率
年 | 出生率 |
---|---|
2009年 | 1.37 |
2008年 | 1.37 |
2007年 | 1.34 |
2006年 | 1.32 |
2005年 | 1.26 |
2004年 | 1.29 |
2003年 | 1.29 |
2002年 | 1.32 |
2001年 | 1.33 |
2000年 | 1.359 |
2000年台の出生率は、2005年に過去最低の1.26を記録しました。
2000年以降は急激に出生率を落とし、少子化がますます深刻になった時代です。
一人っ子の割合が増えた要因として考えられるもの
一人っ子の割合が増えた要因として考えられるものは下記です。
- 晩婚化
- 経済問題
加えて、2020年台は物価の上昇も起こってきており、事態は深刻化しています。
晩婚化
日本の晩婚化は進んでおり、初婚の平均年齢は下記のように推移しています。
夫 | 妻 | |
---|---|---|
1995年 | 28.5歳 | 26.3歳 |
2005年 | 29.8歳 | 28.0歳 |
2014年 | 31.1歳 | 29.4歳 |
2015年 | 31.1歳 | 29.4歳 |
2016年 | 31.1歳 | 29.4歳 |
2017年 | 31.1歳 | 29.4歳 |
2018年 | 31.1歳 | 29.4歳 |
2019年 | 31.2歳 | 29.6歳 |
晩婚化の影響で、第一子を産む年齢が遅くなっており、一人っ子が増える原因となっています。
2014年以降は、初婚の年齢の変化がありませんでしが、2019年には初婚の平均年齢が上がってしまっています。
今後の晩婚化がさらに進めば、初婚の平均年齢はますます落ち込んでしまうかもしれません。
経済問題
日本の経済が落ち込んで、長い年月が経ちました。
その結果、普段の生活を気にしないといけなくなり、お子さんを多く産むのを控えている家庭が多いです。
お子さんの人数が増えると、生活は苦しくなってしまいます。
- 経済が苦しい
- 家計が苦しい
- 将来が見えない
- 子供は少なく…
という流れです。
日本の環境がどうなるのかが気になりますが、
一人っ子の割合は増えていく公算
一人っ子の割合は、今後も増えていく可能性が高いです。
出生率は2020年台に入り低下しており、一人っ子の割合は2000年台中盤から一気に増えてきています。
2010年台で一人っ子は一気に増えており、社会問題化しています。
出生率や日本の経済状況を見ると、今後はさらに一人っ子は増えていくでしょう。
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悩みと特徴 | 記事 |
---|---|
一人っ子の性格 | 一人っ子の性格と特徴を調査 |
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